当ブログの目的
1)最近、物忘れがひどいので、せっかくの体験を忘れないように。がん闘病記録。
2)もしも、同じ病気で格闘されている方の参考になることが少しでもあれば、それはそれで幸い。
*がんといっても種類は様々。同じ直腸がんでも進行具合で経過も様々。私の場合、Stage II。
発表症例
 【症例】40歳代 男性
 【主訴】血便、便通異常
 【現病歴】3ヶ月ほど前より、下痢と便秘を繰り返すようになる。時折血便を伴う。
 【既往歴】特記すべきものなし

2010年03月07日

ちょっと嬉しかったこと

検査依頼に書かれていたコメント、
「大腸がん術後10年経過観察」

もちろん、検査結果は再発なし。
ただそれだけのことなのですが、
ちょっと(ほんとはとても)嬉しかった。
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2010年03月01日

2月が終わった

手術を受けてから2年が経ちました。
術後の時間の流れは、はやいようなゆっくりなような。
まだ2年なのか、もう2年なのか、昨日と今日とでは感じ方が違います。
きっと、明日は今日と違う一日になるのだと思います。
とりあえず、いまのところ、再発なし。
おっと、今月は検査をするのを忘れていた…
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2010年02月11日

一人の休日

今日は、久しぶりに何にも予定の無い休日。
家族は他の用事があり外出。
録りためていた幾つかの番組を、ひとり見て過ごした。
そのうちの一つは、「NHKスペシャル 働き盛りのがん」
こういう番組は家族と一緒だと、ちょっと見づらい。

番組の中で紹介された、千葉敦子さんから関原健夫さんへあてた手紙を書き起こしてみた。関原さんが決定的なインパクトを与えられた手紙。

『関原健夫様

昨日の電話で意を尽くせなかった気がして、これをお送りする事にします。ただいま12月5日午前0時25分です。もうくたくたなのですが、あなたからお手紙を頂いてしまった以上、もはやあなたの人生が私とは無関係ではなくなり、これを書かない限り眠れそうにもないので、こうしてワープロに向かっています。
お電話での会話で、実は一番気になったのは、あなたが御自分の状況を十分に把握していらっしゃるのかどうか、という点でした。
たとえば日本にお帰りになって「閑職に置いてもらう」ことは、本当に今あなたがなさりたい事ですか。
他の病気でしたら、手術が成功した事は九分通り闘病が終わった事を意味するでしょう。でも、がんの場合は闘病はこれからなのです。そして重要なことは、「治療は成功するより、失敗する確率の方がずっと高い」ということを認識しておかなければならない、という点です。これは厳粛な事実です。
もちろん私たちがん患者は、治療が成功する事に賭けて生きているわけです。でも人生の設計を、治療の成功にだけ基づいて立てておいたのでは、そう行かなかった時の失望が大変でしょう。医師を憎んだり、肉親を恨んだり、自己嫌悪に陥る結果になるのです。そして、絶望のどん底で死を迎える事になるのです。
がん患者は、二通りの人生設計を持たなければなりません。治療が失敗した場合と成功した場合と。その二つの仮定に立って、いま自分にとって何が一番大切か、を選ばなければならないのです。もし5年生きられれば本当にもうけものなのですからね。
同封のコピーをご覧ください、私の場合は乳癌の最も初期で、リンパ節転移ゼロでした。それでも治癒率は8割、10人中8人しか助からない。で、私は2度も再発しましたから、助からない方の2人に入る可能性が高いわけです。あなたの場合は、どの辺にあるのかを、しっかり頭にお入れになってください。
私の経験と数百人のがん患者との会話を通じて、次のpracticalな方法が大変効果があることを知っておりますのでお伝えします。紙に何を一番自分がしたいかを書き出すのです。もし、10年生きられるとしたら、5年だとしたら、2年だとしたら、10でも20でもやりたい事を書き出して、priorityをつけます。私は1年と6カ月のプランを作っております。最初の6カ月を生きられた喜びは忘れられません。つまり、もし治ったら、治った時には、という幻想の世界に住んでいたのでは、そうならなかった時(その方が確率が高いのに)の幻滅が大きすぎる事を指摘したいのです。
この手紙があなたをdepressしないことを願っています。現実をしっかり踏まえてこそ、人間は強くなるのですからね。カラ勇気はいずれ馬脚を露します。ニーチェの言葉、「That which does not kill me, make me stronger」をあなたにもお贈りしたい。
夜も更けました、もし御希望でしたら、私の癌に対する著作をお貸しします。もちろん、人はそれぞれの人生観を持っているわけですから、あなたが私と違う考え方を持っていらっしゃることは、大いにあり得ることですし、どのような理由であれ、お読みになりたくないかもしれませんので、御希望がなければ贈りしません。あなたのよりよい人生のために、この手紙が小さな貢献ができれば嬉しく思います。

千葉敦子』
(番組の音声を聞きながら文字にしましたので、誤りや言葉遣いの違いなどがあると思います)

千葉さんが癌と闘っていた頃に比べると、私はずっと医学が進歩した時代に生き、その恩恵を受けています。千葉さんとは癌の種類も異なり、単純に比べるわけにはいかないのですが、私の方が希望的に生きることが出来そうです(私の楽観的な性格が、そのように思わせているだけなのかもしれませんが…)。
でも、千葉さんがお手紙の中で提唱されているpracticalな方法は、(いまのところ)転移を経験していない私にとっても、有効であるように思えます。
さてさて、10も20もやりたいことがあるのか?
久しぶりの一人の時間を使って、悩んでみることにします。

「がん六回 人生全快」 関原 健夫 (著)
posted by 大腸がんStageII at 16:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2010年02月02日

NCCNガイドライン日本語版が公開になりました

アメリカの21のがんセンターが作成したガイドラインで、
その日本語版の第一弾として大腸がんが公開されました。
大腸癌研究会の監訳・監修です。
詳細は日本語版NCCNガイドラインのHPを参照してください。

*NCCN: National Comprehensive Cancer Network
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2010年02月01日

クリックして子宮頸がんから女性を守ってください

最近知ったのですが、
クリックすると一日につき一円を募金できるサイトがあります。
クリック募金というものです。
その中で、子宮頸がんのクリック募金がありました。
ぜひ、あなたのクリックで、子宮頸がんから女性を守ってあげてください。

他に、ハイチ地震支援、などもあります。
とにかく、何回かクリックするだけですから、
「毎日ポチッ」
を合い言葉に募金をしましょう。
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2010年01月31日

妻を看取る日

1月31日朝日朝刊生活欄に、
国立がんセンター名誉総長の垣添先生の著書の紹介されていました。
「妻を看取る日」(新潮社、1365円)

元がんセンター総長.JPG
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2010年01月31日

新・50人の勇気

1月31日朝日朝刊読書欄に、
柳田邦男さんの「新・がん50人の勇気」が紹介されていました。
(文芸春秋1680円)
重松清さんが評を書かれています。

新50人の勇気.JPG
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2010年01月31日

KRAS遺伝子変異検査が保険適用へ

抗EGFR抗体医薬投与前のKRAS遺伝子変異検査が今年の4月から保険適応になるようです。
分子標的治療薬である、セツキシマブ(アービタックス)は、KRAS変異がない大腸がんには有効性がたかく、変異がある場合には効果が低いのです。
ただし、EGFR陽性の治癒切除不能な進行または再発の結腸または直腸癌に係るもの、という条件がつきます。

参考資料
抗EGFR抗体医薬投与前におけるKRAS遺伝子変異検査が保険適用へ
大腸癌治療薬のセツキシマブが薬価収載
抗がん剤の種類と副作用、セツキシマブ
NCI薬剤情報
がん情報サービス、セツキシマブ
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2010年01月31日

早いもので1月も今日でおしまいです

あっという間に、一年の十二分の一が過ぎ去ってしまいました。
来月には、手術2周年を迎えます。
「早いものだ」
というのが正直な感想でしょうか。
日々の生活の中に埋没していく「がん」の記憶ですが、
これも再発が起こってないから、
ただそれだけが幸いしているのだと思っています。
まさに、取り戻せたであろう(そう信じている)健康に感謝しています。
posted by 大腸がんStageII at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2010年01月27日

何も考えずに笑ってください

それでは問題です.次の漢字の読み方は何でしょう?
「日直」

インターネットで調べものをしていたら、偶然見つけた
「笑いを征する者が受験を征す。試験問題の傾向と対策と模範解答集」
必ず笑えます。
絶対、という言葉をそれも自信を持って言える事は、
なかなか無いのですが、今回に限っては絶対です。
ちょっとしたサプリメントより有効です。
免疫力、少なく見積もっても2%upかな…
と思いますが、いかがでしょうか。

冒頭の問題の解答ですか?
それは、「ひじき」でした。
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2010年01月25日

つらい時こそ大笑い

ツイッターでpinokoさんに教えてもらいました。
24日の朝日の「教育」の欄に出ていた書です。

写真.jpg

埼玉の中学3年、榎さやみさんの書です。
「陸上部での練習がきつくても、友達と笑いあったりして乗り越えられました」
とコメントが出ていました。

この書を見て、手術が終わって、抗がん剤を飲んでいた頃、
しきりと笑いに関する本を読んだことを思い出しました。
免疫力が上がって、抗がん作用も発揮されるはず、そのことを期待して。
そういえば、近頃は笑いということを忘れているな、とちょっと反省。
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2010年01月23日

Twitterを始めてみた

今週のはじめ、通勤途中のキオスクで、いま流行らしいツイッターを週刊ダイヤモンドが特集しているのをみつけ購入しました。
ぱらぱらと眺めていたのですが、わりと簡単そうです。
ただ、つぶやくだけで何が面白いのか?何が役に立つのか?その点は、記事を読んでも今一歩理解できなかったのですが、もしかしたら闘病仲間のつぶやきの場になるのではないかなと思い、アカウントをつくってみました。
今回作ったツイッターのアカウントは、
@daichogan
です。
自分でブログを作ったり、ブログにコメントを入れたりするのは、ちょっと重たいな、と感じている方にも、これなら気楽につぶやくことができるかな、と思いますけどいかがでしょうか。
posted by 大腸がんStageII at 12:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2010年01月02日

おみくじ

宿の近くの神社に初詣に行ってきました。
そのときに、おみくじを引いたのですが、
そのおみくじには小さなおまけ?が入っていました。
小さな、金色の達磨でした。
他にも、お多福やかえるや、色々な種類の縁起物があるようで、
それをお財布などに入れておくと、開運のお守りになるらしいのです。
わたしのおみくじに入っていたのは、達磨。
「今年は、手も足も出ないってことなの?」
と不安になったのですが、次のような説明が添えられていました。

-1.jpg

なかなか良いことが書いてあったので、すっかり納得したのでした。
この達磨さん、私のお財布の中で小銭にもまれて、切磋琢磨されています。

「えっ?おみくじですか?」
おかげさまで、大吉でした。

-2.jpg
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2010年01月01日

除夜の鐘を撞いて新年を

今年のお正月は、京都で迎えました。
寒波到来で小雪の舞う中、
南禅寺の近くの永観堂というところで、
除夜の鐘を撞いてきました。
病気に関しては、比較的平穏であった昨年のように、
今年も平穏に過ごせるように、

「お願いだから再発するなよ!!」

との願いを込めて。
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2009年12月25日

クリスマスプレゼント

年末も押し迫った25日、今年最後の外来受診に行ってきました。
私の場合、診察とは言っても、血液検査から画像まで術後の検査を自分でやっているので、
主治医の先生のところではその結果報告と世間話を少々するだけです。
ものの数分で終わってしまいます。
だいたいこんな調子です。

私:「ごぶさたしています」
先生:「どうですか、調子は?」
私:「順調です。CEAは1.6でCA19-9が8.7、胸腹部CTでも再発はなさそうです」
先生:「便通なんかも問題ない?」
私:「快調です」
先生:「いいですねぇ。手術してもうすぐ2年ですよね。」
私:「そうです。もうひと頑張りだと思ってます。まずは3年が目標でしょうか?」
先生:「でも、もう2年でしょう。じゃあ、大丈夫じゃない」
私:「大丈夫でしょうか」
先生:「丁寧な画像診断をしていればね」
私:「・・・」

といった感じの会話を交わすのです。
先生は私の報告を聞いたあと、いつも笑顔で、半分私に向かって半分ひとり言のように、
「よかったよかった」と言ってくださいます。
おたがいにまだまだ何が起こるか分からない、ということは分かってはいても、
「もう大丈夫じゃない」と言われると、本当に大丈夫な気がしてきます。
そして心の底から安心して帰るわけです。
だから、外来受診はやめられません。
「もう大丈夫じゃない」、これは最高のクリスマスプレゼントでした。

追伸)翌日、病院に戻って、今まで撮ったCTを隅から隅まで、もう一度見直しました。
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2009年12月07日

大腸癌治療ガイドライン-医師用2009年版

2009年11月16日付けで、大腸癌研究会のホームーページに、
「大腸癌治療ガイドライン-医師用2009年版」
が公開されていました。
ご興味のある方はこちらでご覧になれます↓
http://www.jsccr.jp/guideline2009/guideline0.html
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2009年12月06日

人生がうまく行くコツ

たまった新聞の整理をしていたら、こんな記事に出会いました。
11月28日の朝日に出ていた、勝間和代さんの「人生をかえるコトバ」というコラムです。
タイトルは、「自分ばかり損をしていると思うな」。
勝間さんが、人生がうまくいく人となかなかうまくいかない人の差はここではないか、と気づいてそれを言語化されたものが、今回のコラムのタイトルになっています。
たしかに自分の周りをみまわすと、「自分ばかり損をしている」とぶつぶつ文句ばかり言っている人が必ず何人かいます。そして、自分もそんな風なひとり言をつぶやいた記憶がよみがえり、ちょっと恥ずかしい気分になったりもします。

人生がうまくいっている人が、重い病気にかかったときの思考について、書かれてあったところを引用します。
『例えば、重い病気にかかったとしても、(中略)、それを格段の不幸だとも、損をしているとも思ってないのです。』

私はがんが見つかったとき、「なんで私なわけ?」としばらくのあいだ、行き場の無い不満や、何て不幸なんだ、との思いで気分が沈んだのを思い出しました。
ただ、少し時間が経って冷静になってくると、起こったことは仕方がないのだから、これからどうしたらよいのか、そちらの方を考えるようにと、意識して思考回路を切り替えました。
私の場合は、勝間さんのようにその時の思考回路の切り替えを言語化する能力に欠けていましたが、このコラムを読んで、「これこれ、この気の持ちようが大事なんだよな」とすっきりした気分になりました。
私には、どうして言語化する能力が欠けているのだ、と一瞬不平を口に出しそうになったのですが、飲み込むこともできました。
そして、しばらく考えて、「幸運の糧を見つける能力を磨く」という言語化した目標を立てたのでした。

091128朝日朝刊 勝間
posted by 大腸がんStageII at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年12月05日

コメントをしばらくの間、承認制にします

最近コメントに、このブログとは全く無関係な内容のものが、
頻繁に投稿されるようになってしまいました。
しばらくの間、承認制に変更します。申し訳ありません。
どなたか、迷惑投稿の退散術をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。
posted by 大腸がんStageII at 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年12月04日

小さな記事が出ていました

12月2日の朝日の朝刊に、漢方薬の保険継続に関する記事が出ていました。
民主党の方々にとって、単なる重箱の隅の問題のひとつになって、
うやむやななかで流されてしまわないことを見守りたいと思います。
091202朝日朝刊、事業仕分け、漢方
posted by 大腸がんStageII at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 切り抜き

2009年11月24日

緊急!これからも漢方が健康保険で使えるように、署名をお願いします!

立花さんのNHKスペシャルのことを書いたのですが、
そこにpinokoさんからコメントを頂きました。
コメントと内容が重複するのですが、ちょっと大切なことだと思ったので、
記事の方に転載します。

毎日、テレビや新聞をにぎわせている、事業仕分け作業ですが、
事業仕分け作業の結果、漢方薬が保険適応からはずされる、
そんなおそれが出てきたのだそうです。
これは大変なことです。

日本東洋医学会、という団体が
「漢方を健康保険で使えるように署名のお願い」
というのをやっています。
http://kampo.umin.jp/
電子署名も下記からできますので、この記事をご覧になった方も
是非、署名をお願いします。
http://kampo.umin.jp/contents02.html

もう一つお願いがあります。
ご自分のブログをお持ちの方で、
「これは大変なことだ」
と思われる方がいらっしゃいましたら、
「漢方を健康保険で使えるように署名のお願い」
のことをブログに書いていただけませんでしょうか。

*参考記事
シャロームさんのHP
http://sugitocancer.blog87.fc2.com/blog-entry-1046.html
posted by 大腸がんStageII at 14:20 | Comment(4) | 日記

2009年11月24日

今日のNHKスペシャル

「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」
興味深く見ました。
以下は僕のための覚え書きです。

生命とがんというものが、実は表裏一体の関係?
はたして人類は癌を克服できるのか?
がん細胞の転移を助けるマクロファージ。
がん幹細胞は正常の幹細胞とは紙一重。
がん幹細胞だけを攻撃する抗がん剤は困難?
多細胞生物としてがんに罹患するのは宿命?
などなど…。

立花さんが取材のなかから感じたことが2つ
・生きているあいだに人類が医学的にがんを克服することはほとんどないだろう
・遠くない時期に自分は死を迎えるが、じたばたしなくても済むんじゃないか

なぜか。
がんはしぶとすぎるほどしぶとい病気である。
生命がはらんでいる避けられない運命、という側面をもっている。
がん患者はどこかでがんと人生の残り時間との折り合いをつける必要がある。
いたずらに頑張るのではなくQOLを大切にしたい。
人間は死ぬまで生きる力を持っている。
これは単純な事実だけれども、人間は皆死ぬまで生きられる。
「死ぬまでちゃんと生きる」これががんを克服するということではないか…
posted by 大腸がんStageII at 01:10 | Comment(3) | 日記

2009年11月14日

チョットこたえた…

うーん、やっぱり何とも言えないなぁ。
少し落ち込んでます。
知り合いのおじさんが、一年半前に大腸がんの手術をして、
前回の経過観察の時には異常を指摘されてなくって、
今回の血液検査で腫瘍マーカーが上昇していて、
おかしいなぁってことでCTを撮ったならば、
肝臓に転移が見つかったんだよね。
術後2周年には盛大に飲み会をやろうって約束してたんだけどなぁ。
最近僕も、何だかとっても忙しくって、
というか意識して忙しくしてるところはあるんだけど、
それで気が紛れてたんだけど、これは、うーん、
こたえるなぁ…。
再発なぁ…。いやだな、ちょっとこわいな。
posted by 大腸がんStageII at 18:44 | Comment(9) | 日記

2009年11月07日

お昼寝の友

最近、外を出歩くときにサングラスをしています。
最初の頃は、なんだか抵抗があったのですが、
使ってみると、まぶしくなくって、とっても楽です。
ためしにサングラスを外してみると、
まぶしさに、目から後頭部にかけて痛みを感じますから、
たしかに効果があるようです。
一日の終わりに感じる疲れも、軽くなった気がします。
目の健康にも良いので、もっと若いときから
サングラスをかける習慣をつけておけば良かったと、
軽く後悔もしているところです。
さて、このサングラスですが、
外を出歩くとき以外にも意外な効用があることに気がつきました。
それは、お昼寝です。医局のソファーや車の中などで
ちょっとお昼寝したいなぁ、と思ったときに
サングラスをかけるのです。
さあお昼寝だと、瞼を閉じてみても
案外明るくて、やすやすとは眠れません。
お昼寝は、20分が最適、などといわれても、
早く寝なきゃ、早く寝なきゃ、と気ばかり焦って
疲労回復、エネルギー充填などなかなか困難です。
さて、ここでサングラスの登場です。
お昼寝のときにサングラスをかけると、
ちょうどよい暗さになって、
案外スッとお昼寝モードに入ることが出来ます。
試してみてください。
アイマスクでもいいのですが、
いかにもこれから寝ます、ってオーラを出してしまいますし、
装着したときの圧迫感がどうも好きになれません。
posted by 大腸がんStageII at 12:23 | Comment(0) | 日記

2009年10月28日

僕の「がん幹細胞」はどこに潜んでいるのか?

今日の朝日の朝刊の科学欄に、「がん幹細胞」の話がでていました。
がん細胞の中で、とくに増殖能力が高い細胞、それが、「がん幹細胞」。
これが親分となり子分のがん細胞を増やすのだそうです。

おまけにこの親分ときたら増殖能力が高いだけではなく、
抗がん剤や放射線治療にも抵抗性なのだそうです。
治療して、がんが死滅したように見えても、数年後に再発してしまうことがあるのは、
体内に潜んでいた幹細胞が原因らしいのです。

「必然だった再発」と言う小見出しが嫌でも目に飛び込んできます。
そこに書かれていた記事を引用してみます。
『「薬や放射線で死滅できるのは子分のがん細胞だけで、
親分の幹細胞はしぶとく生き延びてしまうと考えられている」
と慶応大の佐谷秀行教授は説明する。
再発は偶然に起こったのではなく、生物学的な必然だったという考え方だ。
寿命の長い幹細胞の分裂サイクルはゆっくりで、
その生存を支える細胞などに囲まれた隠れ家のような場所で守られているのだという。』

えっ…。ということは、もしかしたら私の体の中の隠れ家で、
親分は落ち武者のごとく、その生存を支えてくれる細胞などに守られながら、
生き延びているかもしれないの?再発は必然なのかぁ…。

重症の「がん患者であったことを忘却したい症候群」に罹患したはずの私でしたが、
「必然だった再発」という文字には不意打ちをうけてしまったのでありました。
このような自分の反応は、がん経験者だったことの忘却が、
まだまだうまくはいってないのだなぁ、と思わせる出来事でした。

もっともこの記事は、「がん幹細胞」にうまく対処する方法があれば、
がん根絶への道も開ける可能性がある、という期待が込められたものなのですが…。

記事の全文はこちらで。
https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/BcQb3dm3be
posted by 大腸がんStageII at 01:20 | Comment(5) | 日記

2009年10月22日

医師用の大腸癌治療ガイドラインが改定になっています

大腸癌研究会編集の、大腸癌治療ガイドラインが2009年度版として改定されています。
ご興味のある方はこちらを
http://www.kanehara-shuppan.co.jp/catalog/detail.html?isbn=9784307202657
posted by 大腸がんStageII at 10:40 | Comment(5) | 参考資料

2009年10月20日

家出少年の心境で…

突然、旅に出たくなった
そんな心境だったのだと思います。

がんに関する新聞や雑誌の記事には、
極力知らんぷりを決め込んで…
がんであったことなど、
ほんとうに忘れてしまった、
そんな日々を過ごしてみました。
なかなか、いいものです。

ただ、家出少年がふるさとを忘れられないように、
頭の片隅から消えない場所や
昔からの友人があるように、
この場所は気にはなっていたのです。

ふらっとよそ者の顔をして立ち寄ってみて、
ショーウィンドウを覗き込むように
コメントを読んで…
書き込みありがとうございました、
お返事もせずにすみませんでした。

再発もなく、体調もよく、
日々の生活もそれなりに充実しています。
posted by 大腸がんStageII at 06:39 | Comment(9) | 日記

2009年05月18日

術後1年目の大腸内視鏡をやってみた

まったくもって、週刊ブログの様相を呈してしまっています。もう少しマメに更新しなければいけないのですけれど、術後の補助化学療法としての抗がん剤投与が終わってから、最近はがん患者としての活動(私の場合は再発を押さえること)をほぼ停止している状態なので、がん患者としてのネタが枯渇してしまっています。今は気休めにタガメットを飲んでいる程度です。あと、ワインに抗がん作用がある、なんて書いてあったりもするので、ワインの消費量が心持ちexclamation&question増えているようです。
先日、術後一年目に予定していた大腸ファイバーをやってきました。もう少し早くやる予定にしていたのですが、なかなか踏ん切りがつかなくって、延び延びになっていました。
前処置でマグコロールPを飲んでいるときに、お腹がP~になってきて、そういえば抗がん剤を飲んでいる時は、よくこんなふうになっていたなぁ…とすこしだけ懐かしい気持ちになりました。
結果は、特に問題なし。ちょっと遅れた一年目の儀式を無事通過することができました。
主治医と一緒に画面を見ていたのですが、お尻から入ってすぐのところに、吻合に使った金属の一部が大腸の粘膜から顔を覗かせていたのには、少々びっくりしました。主治医は大腸ファイバーをやりながらひとり言のように、ほんとうにぎりぎりのところでつないだなぁ、と。
「けっこう大変だったのでしょう?」
と聞いてみると
「まあね。人工肛門にするかしないかの、ぎりぎりの場所だったからね」
ですって。
何はともあれ、無事検査が終了、と相成ったところで、仲のいい医局の先生と一杯やったのでありました。
posted by 大腸がんStageII at 22:35 | Comment(30) | 私の検査メモ

2009年05月05日

生きるしかけ

大型連休も後半を迎えましたが、遠出をするわけでもなく、お片づけをしたり、連休明けの講義の準備をしたり、まことにまったりとした連休をすごしています。
仕事を始める前に、机の上の片付けをしていたら(いつも仕事に取りかかろうとすると、なぜかその前に机の整理など、他のことをはじめてしまいます)、机と壁の隙間から一枚だけ抜かれた古新聞が出てきました。
切り抜きをしようと思って、新聞を抜き出してそのままになっていることが時々あるので、何を切り抜こうと思ったのかな、と四つ折りになった新聞紙を開いてみると、岸本葉子さんの記事がありました。
去年の6月の記事です。「生きるしかけ」のアイディアを切り抜いておきたかったんだと思います。

080628朝日、岸本葉子
posted by 大腸がんStageII at 10:52 | Comment(34) | 日記

2009年04月28日

ほぼ術後一年目のCTを撮ってみた

先日、ほぼ術後一年目のCTを撮りました。
もう少し早く検査をする予定にしていたのですが、明日でいいや、と流しているうちに一月少々予定より後回しになってしまいました。
最近、がん患者であることを半ば強制的に忘却している身としては、再発を目の前に突きつけてくる可能性がある画像検査に対しては、やはり身構えてしまいます。
まず、CTを撮る前に、超音波検査を自分でやりました。CTでいきなり肝転移などが見つかったりすると、検査をやってくれた同僚や技師さんに、何て受け答えをすればよいのか(その場で結果がわかってしまうので)、やっぱり下準備と心構えをする時間が必要です。それと、自分をがん患者モードへとスイッチを切り替える、そんな役割もはたしてくれます。
なにやかやと、もたもたしつつもCTを撮りました。単純撮影のあと、造影剤を注射して、ぐわぁ〜と体が暖かくなって、何度か寝台がスライドして、あっという間に検査は終了。
寝台を降りて、とぼとぼと操作室に行くまでの数歩がとても長く感じるのです。
「どうだった?」
「だいじょうぶ」
ほっとする、ひと時です。
よかった。

追伸)最近、更新が滞り、沢山のコメントを頂いていたのにお返事もせずに、申し訳ありません。
posted by 大腸がんStageII at 09:20 | Comment(19) | 私の検査メモ

2009年04月07日

ちょっとほろ酔いで、なおかつ自己満足もできますよ

抗がん剤が終了してから、徐々に体がもとにもどってきて、味覚もずいぶんと以前のように感じられるようになってきました。
失って初めて分かったのですが、味覚がないと本当に味気のない日常生活をすごすことになる、そのことを実感しました。
実は無謀にも、まだ味覚もままならぬ半年くらい前からワイン教室というものに通っています。何故いまさらワイン教室?と友人にからかわれることもあったのですが、その訳は二つ。一つは、いままで経験したことが無い分野に挑戦!?してみたかった、もう一つは教室といってもワインを飲みながらの講義なので、講義がおもしろくなくったって、ほろ酔い気分になれれば幸せかなとも…。
実際に講義を受けてみると、さすがプロ、お話はとてもおもしろく、毎回あっというまに時間が過ぎてしまいました。ワインの産地をあちこち教えていただいて、世界中を旅したような気分にもなれました。いつか余裕ができたら、実際に旅をしてみたい、というあらたな目標も出来ました。
そういえば、抗がん剤投与中に飲んだのと同じ銘柄のワインでも、今あらためて飲んでみると、色々な味わいを感じることが出来るようになった、と密かに学習の成果を自画自賛しています。ただし、実際のところは、単に味覚が戻ってきたことによる効果なのか、講義を受けて知識がついたことによる効果なのか、その区別はできないのですが。
posted by 大腸がんStageII at 22:17 | Comment(32) | 日記
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