直腸がんに対して術後補助療法として飲んでいる抗がん剤、ユーエフティーとロイコボリンの投与方法について考えてみた。
添付文書の【用法・要領】の中の、ホリナート・テガフール・ウラシル療法について書かれている所に、
「結腸・直腸癌に対して通常、1日量として、テガフール300〜600mg相当量(300mg/m2を基準)を1日3回に分けて(約8時間ごとに)、食事の前後1時間を避けて経口投与する。ホリナートの投与量は通常、成人にはホリナートとして75mgを、1日3回に分けて(約8時間ごとに)、テガフール・ウラシル配合剤と同時に経口投与する。以上を28日間連日投与し、その後7日間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。」とでている。
また、使用上の注意として
「ホリナート・テガフール・ウラシル療法は食事の影響を受けるので、食事の前後1時間を避けて投与すること。」とある。
(以上UFT添付文書47ページより)
【薬物動態】のところには、
「癌患者にユーエフティ(テカフール300mg相当量)を経口投与し、血中テカフール、5-FU及ひウラシル濃度を測定した結果、テカ フール濃度は投与後 2時間て最高値13.7±1.1μg/mLを示し、以後漸次減少し、24 時間後ては3. 6 ±0.8μg/mL てあった。5-FU 及ひウラシル濃度はいすれも投与後30 分にそれそれ0.21 ±0.094μg/mL、3.0 ±1.8μg/mLの最高値を示し、以後低下して5-FU は 3時間後て0.05 ±0.019μg/mL、ウラシルは 6時間後て0.30 ±0.23μg/mLの値を示した。」
〈中略〉
ホリナート・テガフール・ウラシル療法における食事の影響として、
「癌患者にクロスオーハー法て、空腹時及ひ食後(高脂肪食摂取後)にホリナート30mg 及ひテカフール・ウラシル配合剤(テカフール200mg相当量)を投与した場合、空腹時に比へて食後投与時のウラシルのAUC(利用された総薬物量)、テカフールから変換されたフルオロウラシルのAUC はそれそれ66 %、37 %減少し、ホリナートのAUCは61 %上昇した。一方、テカフールのAUC には著明な変化は認められなかった。」
とある。
(以上UFT添付文書49ページより)
ホリナートの薬物動態は、
癌患者(日本人)にホリナート25mgを経口投与後の血中ホリナート濃度は、投与1. 5~ 3 時間後に最高値(473. 6±214. 0ng/mL)に達し、半減期は7時間てあった。
(以上ロイコボリン添付文書3ページより)
つまり、一日の服用に関するポイントをピックアップすると以下のようになる。
・8時間ごとに3回投与する。
・ホリナート・テガフール・ウラシル療法は食事の影響を受ける。
・食事の前後1時間の投与をさける。
・テガフールの血中濃度は投与後2時間で最高値となる。
・5-FU、ウラシルの血中濃度は投与後30分で最高値となる。
・5-FUの血中濃度は3時間後には約1/4、ウラシルは10時間後に1/10。
・空腹時と食後投与の比較で、食後投与でのAUCはウラシルで66%減少、フルオロウラシルで37%減少。ホリナートのAUCは61%上昇。
・ホリナートは投与後1.5〜3時間で血中濃度が最高値、半減期は7時間。
まず、8時間間隔で3回投与を前提として、朝の6〜7時に1回目の投与時間をすると、昼は14〜15時、夜は22〜23時の投与となる。これに食事前後1時間を避けるとなると、朝食は7〜8時の間で投薬は食前、昼食は12〜14時の間で投薬は食後、夕食は18〜22時の間で投薬は食後という事になる。
病棟で担当だった若い外科の先生は、「お仕事の関係もあるでしょうから、あまり厳密に飲まれなくても大丈夫ですよ」と言われたのだが、肝心の5-FUの血中濃度にこんなに差がでるとなると、8時間の投与間隔のほうはともかくとして、食事との関係には十分に気をつける必要があると思うのだけれど・・・。5-FU、ウラシルの血中濃度は投与後30分で最高値となり、ホリナートはやや遅れて投与後1.5〜3時間で血中濃度が最高値となりAUCは食後に高い事を考慮すると、ホリナート・テガフール・ウラシル療法では食前の空腹時に投与した方が効率がよいのかなあ?さすがに気にしすぎ??
*UFTとロイコボリンの添付文書はこちらから
UFT100.pdf
LEUCOVORIN25.pdf
当ブログの目的1)最近、物忘れがひどいので、せっかくの体験を忘れないように。がん闘病記録。
2)もしも、同じ病気で格闘されている方の参考になることが少しでもあれば、それはそれで幸い。
*がんといっても種類は様々。同じ直腸がんでも進行具合で経過も様々。私の場合、Stage II。
2008年03月30日
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